商品が決まらない!~競業避止義務~

起業を考えはじめて2か月経過しましたが、商品が決まりません。

Lancersで広めに仕事をとるとかやっても、ある程度の金額が稼げることは分かってきましたが、ちょっとそれだけじゃ先に進むことはできないですよね。やはり、ストック型のパッケージ販売に使えるものを絞り込んでいかないと、体力と時間を削って稼ぐ、昔からの方法になってしまいます。NoteとかLancersとかに陳列するだけで売れるようなものを考えるためには、私は乗り越えなければならない壁があるようです。

私は長く安全教育に関わってきたのですが、多くの企業は自分の安全教育施設でもお金がかけられていないと訴えてきます。それなら下請け、孫請けの会社までの安全教育は進んでいないんだろうなと感じていました。実際、大きい会社では下請け以下の協力会社社員を呼び寄せて教育を行う機会も増えています。でも、教育は普段から意識してこそ役立つのです。そんな人たちに向けた、ちょっとダウンロードしてみんなで見たりプレイしたりすれば分かる教育コンテンツを作成できたらいいなと思っていました。

私の商品は「教材制作」で対象は「ちょっとした教育に使えそうな映像などの教材を安く買いたい」人です。分野としては、「安全教育」から入るとやりやすいですが、時間の無い先生の為の「学校教育」用の教材や、図化すると分かりやすい数学などもいいですね。と考えていくうちに、どうしても自分の得意な分野に寄っていきます。それは当たり前ですよね。ずっと考えてきたことですから。そして、その考えていた範囲が広い!広すぎる!普通に考えれば、いい事なんでしょうけど、私がいま直面している問題は「競合避止義務」に関してです。

仮に会社に宣言せずに副業を行ていたとしても、就業時間外であれば問題無いと思っていましたが、これは厄介でした。

労働法における協業避止義務

  1. 在職中に会社の不利益になる競業行為(兼業など)を行うことを禁止すること
  2. 一般の企業において、従業員の退職後に競合他社への就職を禁ずることを定めた、誓約書や就業規則に含まれる特約(競業禁止特約)

このような概念が競業避止義務だとされているそうです。一般的に副業を行ってはいけない立場にあるのは公務員だとされています。公務員は公務員法で副業が法律で禁止されていることになります。しかし、拘束時間外には他の仕事をしていた場合にも法律上で罰せられることはありません。ですから、職業選択の自由の観点からも問題になったとしても、注意程度で済むとの見方がほとんどです。ただし、これは私も色々調べた中での判断だけで、法律家のサイトなどでも解釈が割れるかもしれません。

問題は2です。ここでは退職後の競合他社への就職が記載してありますが、現職で副業している状態でも現在の会社に不利益を与えるような行動をとると、背任行為に当たる可能性があります。ですから、現在の会社に不利益を与えないモノづくりを意識しないといけないんです。ちょっと前までは副業ができる環境にありませんでしたから、会社を離職したあとの問題点としてありましたが、今は在職中でも問題になることはあります。大きな問題にはならないとの話がネットには多く書いてあるのをみかけます。副業の問題を扱ったYoutuberの中にも、憲法上での「職業選択の自由」のみを掲げて「平気です」と豪語する方も見かけました。そんなうまくいくでしょうか?

エチュード:副業、会社バレした!

上司1:おまえ副業やってるんだってな?それもデザイン部のおまえがCGの仕事で?

バレ1:すいません。でも会社の不利益になるようなことやっていません。

上司1:いやぁ、イラストの仕事っていってもおまえイラストとかロゴとか会社で仕事としてやってるだろ?いくら時間外で仕事と関係ないっていっても、会社のスキルを他に使われたらたまんないよね?

バレ1:そんなことありません、アプリケーションやPCは自分のを使っていますし、会社の仕事の競合になるような分野じゃないですよ!どうしてもダメなんでしょうか?

上司1:何ぃ!その技術はこの会社で覚えたんだろ?そんな副業やらずに、この会社でその仕事とればいいだろ?この会社は攻める分野を決めてないんだから、どの分野をやっても競合になるんだよ。日本全国、世界中どこの仕事でもウチは受けるんだよ!

そんなこと言うなら、懲戒免職にしてやる!退職金も払わんぞ!

バレ1:えー、そんなぁ。不当解雇で訴えてやる!

上司1:結構、結構!会社と社員の契約なんだし、社員規約に「違反した社員への懲罰」として「懲戒免職」は書いてあるもんね。入社時にあげたし、覚えてなくてもこの内容は有効だって書いてあるもんね。

バレ1:ガクッ。

こんなところでしょうか?ひどいですね。普通はこんなこと無いでしょうけど、ブラック企業や悪意を持った経営者には十分考えられます。いろいろな例を調べてみましたが、会社側がNGを出して副業を止めさせるようにした例がある程度見受けられました。どちらにしても、私の場合、インタラクティブCGとかVRとかを除外して考えないといけないんでしょうかね?ここを解決しないと、商品を売るお客さんの顔が浮かばないんですね。手詰まり感があります。

今度、人生2回目の起業セミナーに出ます。その時に悩みを相談してみましょうかね?